今回は食品会社の講師の方にお茶の栄養と健康科学についての講義を受けました。
講師の方の会社の説明と共にお茶の身近な利用例についての話を伺いました。
東海三県の中でも三重県も非常にお茶所で、おいしいお茶がとれるところでございます。
三重県といえば四日市ですね。
かぶせ茶が有名なところでございます。
四日市も最近は、■■(有名お茶会社)さんのものも栽培していまして、■■(有名お茶会社)さんに納品していると聞いたことがあります。
講師の会社では
食品の香料を作ったり食品用乳化剤、これは石鹸界面活性剤といわれるのですけれど、食品用界面活性剤の乳化剤です。
なにかというと、缶コーヒーなどに使われるのですけれど、水と油って交わらないですよね。
それに乳化剤を入れると交わるようになる。
油にも水にも溶ける。
あと食品用の安定剤、これもわかりやすいのはゼリーやプリンなどの寒天やゼラチンとかそういうものですね。
最近、流行りの機能性の食品、カテキン、ファイバー、食物繊維、こういったものも会社で作っています。
カテキンといえば、会社の近くに茶畑がありましたから、25年くらいまえから地元の食品原料を何か有効的に使おうということで研究を始めました。
これが生産の拠点になります。
ちょうど新幹線で浜松と新橋の間から見えるところにあります。
弊社の中国の方の工場でお茶のカテキンの研究をしています。
ここは世界で一番大きなカテキンの工場になります。
今日、カテキンを持ってきましたので後ほどみなさんにカテキンのドリンクにしてもらったり、こういうヘルシア緑茶、飲まれたことあるかもしれませんけど、こういうカテキンをみなさんにご紹介します。
補足:カテキンは直に舐めるとものすごく苦いです。
インドの方でも食物繊維の工場がございます。
食物繊維も日本でも海外でも主導されています。
食物繊維をとるとそれだけ健康になるといわれています。
あと、アメリカと韓国、ヨーロッパ、タイこのあたりに事務所がございます。
世界で初めてお茶が虫歯の予防効果を確認発表した会社
講師の方の会社はお茶の研究で世界ではじめて虫歯の予防に対する効果を確認して発表しました。
今も虫歯予防でこういった緑茶ポリフェノールと書いてある飴、ガムこういったものにもお茶が使われています。
結構お茶っていろいろなところに使われているということです。
もちろん、ふつうのお茶もあるのですけれど、今はペットボトルがはいってきたので家庭で飲まれているお茶は減っていると思うのですがこういう食事への使用はどんどんこれから発展していきます。
海外ではお茶を飲まない地域も多くありますのでこういうものに効果があると売り出すわけです。
緑茶抽出物と書いてあるのはカテキン
食品衛生法上、表示を見るとわかるのですが、カテキンとは書いていないです。
緑茶抽出物と、これは表示で決まっていまして必ず入れた場合は茶抽出物という表示いなっています。
これが入っているということはカテキンが入っているということです。
飲料の方はヘルシア、みなさん明治からLG21というドリンクが出ていますがあれもお茶のカテキンです。
表示見てもらうと書いてあります。
茶の利用例 油脂の加工品。
油で揚げたお菓子や海外のラーメンの麺、海外のものは袋が非常に薄いので酸化して味が悪くなるので、食事の酸化を防止するためにお茶を入れたりします。
茶の利用例 歯磨き 化粧品 消臭剤 水産加工品
歯みがきや化粧品、消臭剤あと、水産加工品、冷凍食品の鮭とか見てもらうと、鮭の色はアスタキサンチンの赤色ですけれど光や酸素で色が薄くなって分解されていきます。
アスタキサンチン
緑黄色野菜に含まれるβ-カロテンやトマトに含まれるリコピンなどと同じカロテノイドの一種で、エビ・カニなどの甲殻類、サケ・タイなどの魚類など、天然、特に海洋に広く分布する食経験豊富な赤橙色の色素です。
それをとめるためにお茶を使います。
お茶はよくにおいをとるとよくいいますけれど、お茶の液に鮭をつけて冷凍します。
スーパーで売られているような鮭も一部入っているものもあります。
ビタミンCや酸化防止に。
天然も絶対色が薄くなったりするので。
ある業者さんの歯みがき、これにもカテキンが入っています。
化粧品とかだと表示が食品よりある程度ゆるくなります。
茶の利用例 食品 お菓子
チョコレートとかガム、いろいろな食品、新しい食品も出ています。
ガム、キャンディ、ドリンクなど海外のものもあります。
歯にやさしいポリフェノールやチョコレートにお茶が入っているなんて誰もわからないと思います。
食品メーカーはみなさんにおいしく食べていただく為にこのような研究をしています。
これも保存試験をして味が落ちないかどうか確認したうえで出しています。
飴は虫歯の予防の目的で入れています。
これから食品を買われるときに表示を見てみるのもおもしろいかもしれません。
このようにいろいろなものに採用されています。
今までいろいろな商品に採用されているというのは今から説明するお茶の健康化学、
これがあったから食品への利用がすすんでいます。
ちゃんとエビデンスがあってみなさん使っています。
当たり前なのですが、適当に入れているわけではないということです。