日本において茶業というのは重要な位置づけを担ってきました。

そして停滞していた日本茶は現在海外から高く高く注目されています。

今現在課題が多いのも日本茶の業界ですが、期待できる点と課題できる点それぞれをひとつずつ見てみましょう。

日本の茶業のあらまし

まず、現在の茶業を知る上で、現在の茶業の問題点、また傾向、
そういったことがこちらにまとめてありますので、この中で要点だけ申し上げたいと思います。

日本ではご存知の通り緑茶が主でありますが、紅茶や烏龍茶のような発酵茶、半発酵茶も極わずかであるが作られているということになります。

日本のお茶っていうのは、

現在農業産出額の約1%~1.8%です。

参考農林水産省の統計ページ参考

ちなみにお茶は 荒茶 となっており 「加工農産物」というくくりではいっております。

 

ということで、従来から農業の中でも一翼を担ってきたというような産品でございます。

特に従来は、中山間産地の傾斜地、こういった場所はなかなか稲作とかには不向きな場所なんですね。

お茶っていうのは、かなりそういった場所で植えて、いいものができるということで、特に山間地なんかだと、お茶っていうと栽培っていうのが広まって行ったということが書いてあります。

例えば、静岡県の川根。滋賀県の朝宮なんかは山間地ですね。

ただ、最近の傾向としては、やはり山間地の場合は非常に労働がきついです。

 

お茶を摘む作業なんかを人手がかかるということで、非常に効率も悪いし大変だということで、そういった傾斜の強い産地に有意性が薄れてきたということであります。

※斜面で大型機械を使いにくいというのも問題。事故をした事例もある。

 

日本茶の期待

 

緑茶ペットボトルの需要増加

また、緑茶ドリンクというのが2005年くらいから非常に伸びてきています。

全くそれが国民的飲料に定着したと。

従来は烏龍茶だったんですけど、現在は緑茶ドリンクが(抜いてきた)というなことがあります。

一世帯あたりの茶飲料の(支出)金額は現在ではお茶の葉っぱよりもドリンクのお茶の方がはるかに多く上回るようになってきております。

 

お茶の海外需要の増加

 

このような状況の中で、

茶業界としては国内の消費を増やすっていうのはもちろんなんですが、海外に目を向けております。

 

国内に向けては茶業及び茶の文化の振興に関する基本方針というのができて、いろんな県とか、県の予算をお茶の振興にあてるというようなことが公式に決定されているということ。

それに伴っていろんな助成金とかが(出)やすくなってきているということです。

 

ちゃんとした動画が作れれていました。

 

それから輸出促進のために、日本茶輸出促進協議会というものが設置されまして、現在取り組んでいるということです。

この日本茶輸出促進協議会も、これは日本茶業中央会の中にできているわけです。

 

こちらの方の事務所も日本茶インストラクター協会と同じ所にあります。

こちらの事務局長を日本茶インストラクター協会を立ち上げた、最初の専務理事をやってた杉本充俊さんって方がやられているとのこと。

 

日本茶インストラクターも日本茶輸出促進協議会からの、いろんな仕事のお受けを海外で、いろんなセミナーとかネット(参加)とか、そういったいうようなことを行なっているわけです。

 

日本茶輸出促進協議会が実際何やっているのかの引用。

(1)世界の緑茶に関する情報の集積及び発信
日本茶の輸出促進
世界への情報の発信と集積
世界緑茶コンテストの開催
緑茶の振興に貢献した取組等を顕彰
世界緑茶会議開催準備等
(2)茶文化の提案及び普及
茶文化セミナー、講演会等の開催
緑茶に関する情報誌の発行
静岡茶体験コーナーの運営

 

 

日本茶の課題まとめ

 

原発問題のその後

2011年の東日本大地震の時です。

あの原発事故において、特に東日本の(産地)においては風評被害とかが大きく影響したということです。

今でも海外ではそういったことを気にしている国もあるということが言えます。

 

※補足:現在でも日本の食品の輸入規制をしている国もあります。

ちなみにお茶屋さんの風評被害による賠償は東●電力が払ったという話を静岡の茶商さんより聞きました。

今でも気にされる方が多いと思いますが、証明書を見せてもらうことは可能だそうです。

気になる方は問い合わせてみるとよいでしょう。

 

 

傾斜地茶園の多さによる重労働化と担い手の減少

重労働になりやすい問題に加えてやりたくないと感じる若者が多くなります。

給料が低い上に重労働をする業界に人は集まりません。

鹿児島のように平坦な土地であればまだやる気も出ると思いますが。

それでも広いから大変でしょうが、まだましかなと。。

 

葉茶の需要、荒茶価格の低迷。

お茶が売れないという問題から荒茶の価格が下落しております。

若者は急須を使ってお茶をそもそも飲まない問題があります。

ペットボトルのお茶はブランディングに成功しておりますが、ペットボトルのに使われるお茶がそもそも一番安いお茶なのでやはり農家さんたちにリターンが行かない状況になります。

 

単一品種の偏重

やぶきたという品種が全国で7割以上。静岡県に至っては9割近く生産されているということです。

お茶のことを知らない人が、打っているお茶が皆同じように見えるというのは当たり前の話です。

 

輸出拡大や茶商品など国内外マーケットの拡大

 

国内での消費量が落ち込んでいるため国内のマーケットも拡大することは課題です。

それ以上に海外マーケットは非常に多くの可能性を秘めています。

日本のブランドというだけでほしいという富裕層は結構いるようです。

 

茶木の若返りや競争力のある品種への転換。摘採期の分散のための改植の促進。

 

茶の木はだいたい50年位は収穫できるということは学びました。
それ以降になってくると栄養がなくなってきたりして旨味が足りなくなるという問題が発生します。

 

そのため茶の木ごと植え替える必要が出てくるということになります。

またやぶきたが生産量の7〜8割をしめるということで味がおなじになってしまう問題もあるので、
新しい品種の開発についても改善が必要になるということです。

 

 

燃油価格の影響を受けにくい省エネ型の生産大地への変換

お茶刈するときに機械を使います。

このときに燃料をつかいます。

 

そうなるとやはり斜面地よりも平坦地のほうが効率も燃費も良くなるというのは目に見えています。

あとはこれは手摘みの話になるのでちょっと話がずれますが、
茶畑ソーラーというのも完成しているようです。

 

太陽光も実際は環境に悪いということが噂されておりますのでどこまで真実なのかわかりませんが、
茶の話題という面では知っておくとよいかもしれませんね。

これらが現在の業界の課題ということで覚えてください。

 

茶の生産数目標

テキストには数値目標が出てます。

平成37年はもうないわけですけども、2025年の消費量は一人当たり700g。

この700g、ドリンクで飲むお茶の消費する量っていうのも、もちろん入るとのこと。

一人当たり700g飲んでもらいたいというような。

100g 500〜1000円だとすると
1人あたりは3500円〜7000円くらいをお茶に使ってくださいねということになる。

ペットボトルだと1本150円として7000円÷150 =50本 50本だとあっという間に飲まれてしまうが、リーフ(葉っぱで買うと)だと

 

1日3gだとしても1ヶ月はもつから7ヶ月くらいでペイといったところでしょうか。

お茶はやはりリーフで購入が情報弱者ではなくなる道ですよ!