徳島県にあります、上勝晩茶(阿波晩茶)というお茶について現場の産地で製法を学んできました。

メモとして残しておきます。

今回摘んだのは5月の新芽が硬くなったものです。

新芽のままだと柔らかすぎて発酵させるときにこの葉っぱがドロドロになってしまうんですね。

それでこんだけ成長させて硬くなってます。

 

上勝晩茶(阿波晩茶)の摘み方はしごき摘み

木自体が全部丸坊主になるような感じに摘んでしまいます。

 

かわいそうと思われるかもしれませんが、逆にしょぼくとってしまい

葉っぱが残っていると、花が咲き、実がついて木が弱ってしまいます。

 

硬い葉っぱを手で摘み取るのは慣れると結構快感です。

上勝晩茶(阿波晩茶)の製造加工

次に積んだ葉っぱを晩茶に加工していきます。

まずは熱湯の入った大きなお鍋にいれます。

 

この茹でる工程は阿波晩茶ならではの工程でお茶が持っている酸化酵素を止めるっていう役割です。

茹で上がったら熱々のうちに葉っぱをよく揉んだお茶の葉をの奥に漬け込みます。

 

上勝晩茶(阿波晩茶)に芭蕉の葉をセット

芭蕉の葉っぱで阿波晩茶の最後に蓋をして重石をします。

これを桶の大きさにカットして蓋にします。

抗菌作用があるんです。

さらに芭蕉の葉っぱの上に綿の布をかぶせます。

 

蓋をしたら空気が入らないように重しを載せて完全密封。

この状態で2週間から3週間つけて発酵させることで、阿波晩茶の効果が生まれるんです。

木の桶の菌、あとこの空気すべてが熟成された形で2週間。

 

そして3週間後の午前九時半、夜が明けきらないうちから桶出しが始まります。

 

重しをのけて3週間で発酵が完了後に天日乾燥

桶の中で発酵したお茶の葉は、太陽の力を借りて天日乾燥させるとのこと。

しっかり乾かすために太陽が昇りきる前に、干し終わらなければいけません。

そして太陽が真上に上ったお昼時までに終わったとしても今度は返しの作業です。

乾いてきたなと思ったらひっくり返して、干しっぱなしではだめということ。

 

返しの作業を繰り返すこと3日間。

出来上がりの瞬間。

阿波番茶の味はどんなの?

角がなくてね、まろやかな感じにできたということです。

本当にまろやかな甘みとほのかな酸味、これは自然の力と人の力の結晶になります。

 

日本全国色々なお茶がありますが、やっぱり徳島の阿波晩茶も忘れずに。

阿波晩茶にはすだちをしぼったりすると夏の疲労回復にぴったりなんだそうです。

小さなお子さんから年配の方まで、みんなで楽しめる阿波晩茶。

皆さんも飲んでみてください。