私が滋賀県のゲストハウスに泊まった際に紹介していただいた
京都和束町のお茶関係者Fさん。
色々と勉強になることがありましたのでメモに残します。
もともとお茶はお父さんがやられていたということで、自身は法律関係が専門家で現在は茶業と兼業でやられているということです。
お茶の商品を作った経緯を教えてください。
これ粉末茶なんやけどね。こういう勝って菌(カテキン)て書いてあるでしょう。
オリンピックを念頭に入れた中で、2年ほど前に(商標登録したの)。パッケージも書が得意な人に書いてもらったの。
書家の方ですか?
うん。書家いうけど、自分の我流やろと。習ってはいない。だけど商品にするには十分なレベルなので採用しました。
Fさん自身が中国とのパイプが強い方で、中国関連のお知り合いが多いということですが会話はどうされているんですか?
ウィーチャット自体に翻訳機能が付いてる
うん。ウィーチャットこれで翻訳が出来る。ここで友達になるねんけど、これダウンロードして、
例えばこれ翻訳機能で言うたらこの文やな。今しゃべらへんのがこれやろ。こういう感じでこう。
向こうがこんなん送ってきた。100字やねん。そしてLINEとかfacebookと違って勝手に翻訳してくれる。
Fさんのお茶の作り方を教えてください
だいたいわしは注文受けて、こっちの製造者に流してシール作って。
それで(請け負う)わけ。うちは工場無いから、栽培だけになる。
こっちは500円〜1,000円と消費税で(売るわけ)。
そして店構えてないので、注文を受けて(自ら)持って行くとかいう感じなんやけど。
そういうやつを今度誰かが、例えばコンピューターで、インターネットでこれを売るとか工夫したいところ。
→ぜひ私にやらせてください!とアピールはしておきました。
アジアって結構お茶作られているところ多いですよね
僕も結構海外好きなんで、カンボジアは行ったんですけど、カンボジアってお茶有名なのかな。
ちょっと分かんないですけど、結構アジアって基本的にはどっかでお茶作られていることが多いですよね。
Fさん ベトナムは有名ですよね。日本からJICAで。その(ツアーは)今ちょうど(入れ)てへんけど。
知り合いで向こう行って向こうで(中ぐらいの)茶園を作って、そこでお茶の作り方指導しとんねん。
そいつもたまにぼーっと電話してくるねん。商標とかできるかとか、相談とか、ちょっとこうしてくれって言ってんねんけど。ほなコンピューターコンサルタントしようかと。
ものすごい活動的やねん。わしより年3つほど下だけやねんな。
中国からの団体や修学旅行生が和束町によく来られるとのことで
そんなんでな。中国関係者や修学旅行生が和束町に来るということでわしも断ってんけどな。
そんなん続とんねん。主体団体が(普段)ところに泊めてくらへんか言われて、泊められると。
今までも事例はあるんです。割合、中国の子供)も泊めてるし。
そうだけど修学旅行って教育の一環で来てな、わしはここへ泊まって、一人は例えば(おらんとかな)。(おっちゃんの話聞く)、やっぱりそういうことで、夜中まで勉強やからトランプでもしててな、ほんで帰ってレポート書くって、何書けばいいのか?
そやけど修学旅行、教育の一環だって来るからには、やっぱりここは修学旅行やさかい、最後の思い出は楽しかっただけでは。
まあいいけど。お茶の勉強するとか、最近やったらスキーとか入っとるけど、(そういう教育内容平等)で帰ってくるとか。せやけど一軒は茶農家に入ってる、もう一軒は(酷な)仕事しているところに入っていくと。せやけどそれでは意味ないんちゃうかいう、それが伝わらへん。
一軒1500円でのうて、5000円ほど持ちますとか。もうそんなことばっかやさかい。(教育なんかもそれ言うたかて)分からへん。
学校教育とお茶のことについて
若い子たちがお茶飲まないのって、学校で教育されてないからだと思うんですよね。
そもそも義務教育で教えてないんで、そこでちょっとでも興味があると、たぶん買って飲むはずなんですよね。
だから静岡とか、京都もそうだと思うんですよ。
やっぱり若い頃から飲んでるんで、大人になってからも飲み続けるって。
そうすると、この場限りではあんまり効果ないかもしれないんですけど、長い目で見たらお茶を買い続けてくれるから儲かるはずなんですよね。
短期的な目で見ちゃうと、そういうのが確かに伝わりにくいっていうのもあるかもしれないですね。
和束町と中学生の関係
たまたま向こうからサッカーで中学生来た。
中学生との交流ができるようになる。
この辺はもちろん農家とお茶に対して、茶園持ってて(茶)のところ、そういうPRはしてると。
外国人の方の方が、日本茶詳しいのかな?と感じる
何でそんなに知ってるんだろうっていう質問して来て。
逆に答えれないとこっちが恥ずかしい。日本人なのに日本のこと知らないみたいな。
そこまで追い込まれないと広がんないのかなってところも見えましたね。
和束の四季は素晴らしい。お茶の風景の四季を海外に伝える。
それを先に流してそれでもう800年の歴史のを外国人に伝える。
前、中国の領事館来てもろうた時も行ったんです。
材料は一緒やけど製造工程によってこういうもんができますとか、資料をもとに説明をしてくださった。
摘んでもろうた人にそのお茶と、うちのお茶も入ってるけど、それをバーッとして、ある程度なかったら製品ならへんので、それを総領事館に一緒に持って行ってんけどね。
お土産として。摘んでもろうたお茶が入ってますということで。
喜んでくれてはいたとのこと。