要旨
網膜色素上皮(RPE)細胞の酸化的損傷は、発病年齢関連黄斑変性症(AMD)に関与​​している。

本研究の目的は、ヒト網膜色素上皮細胞(ARPE-19細胞)における過酸化水素(H2O2)誘導酸化ストレスおよびアポトーシスに対する精製緑茶多糖(GTWP)の潜在的な保護効果を評価することであった。

ARPE-19細胞を1時間の500 μMH2O2で処理した後、GTWPと共に24時間インキュベートした。

GTWPの前処理はH2O2誘導細胞死とアポトーシスを減少させ、H2O2 処理によって誘導される細胞内ROS産生およびマロンジアルデヒド(MDA)生成を効率的に抑制した。

さらに、スーパーオキシドジスムターゼ(SOD)、カタラーゼ(CAT)、グルタチオンペルオキシダーゼ(GPx)およびグルタチオン(GSH)活性の喪失は、GTWP(100 μg/mL)によるH2O2誘導ARPE-19細胞において正常レベルに回復した。

また、H2O2で刺激したARPE-19細胞におけるBaxと切断型カスパーゼ-3のタンパク質発現の増加、Bcl-2タンパク質の減少により、アポトーシス細胞死が抑制された。

本発明者らの結果は、GTWPが抗アポトーシスおよび内因性抗酸化酵素シグナル伝達経路の活性化を介してRPE細胞を酸化的損傷から保護することを実証し、GTWPがAMDにとって魅力的な治療可能性を有することを示唆する。

https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0141813018302642