ハイライト
•高用量のGTPはマウスの大腸炎と結腸発癌を悪化させた。

•高用量のGTPは抗酸化酵素と分子シャペロンの発現を抑制した。

•高用量のGTPは腎毒性と肝毒性を引き起こした。

•低および中用量のGTPは、大腸炎を改善し、自己防御タンパク質の減少を抑制した。

要旨
生理学的に機能的な食品の多くは植物ポリフェノールからなる。

それらの抗酸化活性は、健康増進や疾病予防効果を説明するメカニズムの一つである。

緑茶ポリフェノール(GTP)は、抗酸化特性と、抗炎症や癌予防を含む有益な機能を持つ。

一方、酸化促進性による高用量での毒性が明らかにされている。

例えば、実験動物実験と疫学調査で、肝毒性を引き起こした。

高用量のGTP(0.5~1%)を含む食事は、デキストラン硫酸ナトリウム(DSS)誘発性腸炎と発癌を悪化させた。

1%GTPを与えた大腸炎モードマウスは、血清クレアチニンレベルの上昇によって示されるように、腎毒性の症状を示した。

この食餌は、正常マウスにおいても、腎臓と肝臓において、酸化的損傷のマーカーであるチオバルビツール酸反応性物質を増加させたが、抗酸化酵素および熱ショックタンパク質(HSP)の発現は、大腸炎および正常マウスにおいて減少した。

0.01%と0.1%のGTPは肝保護作用を示した。

肝臓と腎臓におけるヘムオキシゲナーゼ-1とHSP70のDSSによる発現減少を回復させた。

低用量および中用量のGTPは大腸炎モデルマウスには有益であるが、高用量では副作用が現れることがある。

用量依存的なGTPの機能性および毒性はホルミシスの概念に従っており、穏やかであるが重度ではないストレスが適応および生存のために防御システムを活性化する。

https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S0003986114001490