ハイライト
•Cyclopia genistoidesのフェノール画分は苦味強度が異なっていた。
•キサントンに富む画分は非常に苦かった。
•フラバノンに富む画分の苦味強度は中程度であった。
•ベンゾフェノンに富む画分は苦くなかった。
•Isomangiferinはマンギフェリンの苦味を抑制した。
要旨
Cyclopia genistoidesの苦い味は、他のCyclopia種から作られたハーブティーのやや甘い味に慣れている消費者には受け入れられない。
C. genistoidesの苦いお湯抽出物の粗フェノール画分の苦味強度は、苦味に最も寄与する画分を同定するために訓練されたパネルによって決定された。
ベンゾフェノン(B)、キサントン(X)、フラバノン(F)に富む画分を、それぞれ抽出液当量濃度(IEC)で試験したところ、それぞれ5、31、13であった。
主にイリフロフェノングルコシドを含有する画分Bは苦くないと知覚された。
画分Xの主要なキサントン、マンギフェリンは、等濃度で、その位置異性体、イソマンジフェリンよりもより苦かった。
それらのIECにおけるイソマンジフェリンとマンギフェリンの混合物は 、マンギフェリン溶液単独よりも苦味が少なく、これはイソマンギフェリンによる苦味抑制を示す。
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0308814618317941