要旨

目的
腸粘膜は有害な虚血-再灌流(I/R)の影響を受けることが知られている。

以前、緑茶が空腹時の損傷から腸粘膜を保護することを示した。

この研究の目的は、緑茶が腸のI/Rに保護的役割を果たすかどうかを判断することである。

方法
この研究では3群の雄ラットを使用した。

グループI(I/R)は、腸のI/Rを受けた(30分の虚血に続いて1時間の再灌流)。

グループII(緑茶+ I/R)はI/Rを誘発する前に2週間緑茶を与えられた。

グループIII(対照)は偽のI/Rを有した。

実験後、空腸を摘出し、組織を病理組織学的検査、細胞増殖マーカー、抗酸化酵素についての免疫組織化学的分析のために処理した。

結果
グループIIの腸粘膜はグループIと比較して保存された。

グループIIの細胞増殖マーカー(増殖細胞核抗原、Ki-67)、細胞酸化防止剤(スーパーオキシドジスムターゼ、カタラーゼ)の発現はグループIIIと類似していたが、グループIより少なかった。

これはグループIIの動物における緑茶の保護効果を反映している。

結論
この動物モデルでは、I/Rを誘発する前に緑茶を投与することにより、腸粘膜を損傷から保護する。

https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0899900710001723