ハイライト
•Limonium algarvenseの花と緑茶は同じような抗酸化特性を持つ。
•L. algarvenseは緑茶よりも鉄のキレート化能が高かった。
•L. algarvenseは緑茶よりも高い抗炎症作用を示した。
•L. algarvense抽出液は、より多量のサリチル酸、没食子酸およびクマル酸を含んでいた。
•L. algarvenseのサンプルは毒性がなかった。
要旨
Limonium algarvenseの花の抽出液と煎じ薬、緑茶のin vitroでの抗酸化作用と抗炎症作用、毒性、を報告する。
異なるフェノール基中の全含有量とHPLCによる個々のフェノール類の定量化も報告する。
L. algarvenseと緑茶は、ヒドロキシルラジカル捕捉活性は緑茶の方が高く、鉄キレート化能力はL. algarvenseの方が高いのを除いて、同様の抗酸化特性を有していた。
後期の種もまた最上位の抗炎症作用を示した。
緑茶は最も高いフェノール基含有量を持っていたが、L. algarvense抽出液より多量のサリチル酸、没食子酸およびクマル酸を含んでいた。
L. algarvenseは毒性がなく、緑茶はS17細胞に毒性があった。
L.algarvenseの花の抽出液および煎じ汁は緑茶と同等またはそれ以上の抗酸化および抗炎症特性を有し、酸化および炎症関連疾患に関連する症状を軽減するのに有用である。
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0308814616300486