要旨
緑茶は、抗酸化作用があり、心血管の健康に有益な効果があると考えられているカテキンを含むポリフェノールが豊富である。

本研究では、カテキンがLDL粒子に組み込まれて抗酸化特性を発揮するという仮説を検証するために、in vitroおよびヒトの研究で緑茶カテ​​キンが低密度リポタンパク質(LDL)酸化に及ぼす影響を調べた。

無作為化プラセボ対照二重盲検クロスオーバー試験では、健康な男性19人が緑茶抽出物(GTE)を1 gの総カテキンの用量でカプセルの形で摂取した。

摂取の1時間後に、( – ) – エピガロカテキンガレートおよび( – ) – エピカテキンガレートの血漿濃度の顕著な増加が観察された。

GTEの摂取により血漿総抗酸化能は増加し、LDLの酸化力は著しく低下した。

GTEと血漿のインキュベーション後に、没食子酸カテキンがLDL粒子に非共役形態で取り込まれた。

カテキンを組み込んだLDLは、in vitroでのラジカル誘発酸化に対して高い耐性を示した。

5人の健康な女性を対象とした追加のヒト研究では、GTE摂取により、主にLDL粒子中の非抱合型の没食子酸カテキンの濃度が増加し、LDLの酸化力が低下した。

緑茶カテキンは急速にLDL粒子に取り込まれ、ヒトのLDL酸化を減少させる役割を果たしており、これは緑茶カテキンを摂取することが酸化ストレスに伴うアテローム性動脈硬化症のリスクを減少させるのに有効であることを示唆する。

https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0271531715002699