ハイライト
•農薬とマイコトキシンは栄養補助食品に含まれている。
•LC-Orbitrap-MS / MSによって260を超える標的化合物が分析されている。
•化合物の抽出のために「希釈およびシュート」手順を使用した。
•緑茶とローヤルゼリー栄養補助食品をモニターした。
•農薬とマイコトキシン(アフラトキシンB1)が検出された。
要旨
栄養補助食品中の農薬とマイコトキシンを決定するために、マルチクラスの方法論を開発した。
ギ酸で酸性化したアセトニトリルを用いて抽出を行った。
異なるクリーンアップ吸着剤を試験し、緑茶とローヤルゼリーにそれぞれC18と酸化ジルコニウムを用いて最良の結果が得られた。
化合物は、Exactive-Orbitrap高分解能質量分析(HRMS)と超高速液体クロマトグラフィー(UHPLC)を用いて決定した。
得られた回収率は、3つの異なる濃度レベルで、相対標準偏差<25%で、調べたほとんどの化合物で70%~120%であった。
定量限界(LOQ)の計算値は<10 μg/kgであった。
この方法は緑茶(10)とローヤルゼリー(8)のサンプルに適用された。
9種類(緑茶8種類、ローヤルゼリー1種類)のサンプルで、10.6(シノスルフロン)から47.9 μg / kg(パクロブトラゾール)の濃度範囲で農薬陽性のサンプルが見つかった。
アフラトキシンB1(5.4 μg/kg)も緑茶サンプルの1つに見出された。
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0308814615302156