ハイライト
•胃および十二指腸で消化された緑茶サンプルは抗ブドウ球菌活性を示した。

•胃十二指腸消化緑茶サンプルは、いかなる抗菌活性も示さなかった。

•緑茶ポリフェノールは胃の条件下で安定している。

•十二指腸消化および胃十二指腸消化は、ポリフェノールの分解をもたらす。

要旨
胃、十二指腸、胃十二指腸でのin vitro消化前後の緑茶(Camellia sinensis)の
抗ブドウ球菌活性、代謝プロファイリング、ポリフェノール含有量を調べた。

胃および十二指腸消化サンプルは抗ブドウ球菌活性を示したが、
胃十二指腸消化サンプルは抗菌活性を示さなかった。

探索的非標的化NMRベースのアプローチおよびRP-HPLC-PAD-ESI-MSn法を
使用して行われた代謝物分析は、緑茶ポリフェノールが胃の条件下で安定であることを示した。

いくつかのポリフェノールが広く分解されても、十二指腸消化サンプルは抗菌活性を維持した。

十二指腸消化条件下でエピカテキン3-ガレートは
加水分解されてエピカテキンを生成するが、
エピガロカテキン3-ガレートは消化酵素と反応し、ガロイル – 高分子量誘導体が生成される。

胃十二指腸消化は、ポリフェノールの分解をもたらす。

特にガロカテキンは、抗菌作用の主な原因と考えられている。

これらの結果は、胃十二指腸消化サンプルの活性の喪失と、
インビボ緑茶が腸や全身の細菌感染に対して保護的効果も治療的効果も持たないことを説明している。

https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0963996914000428