要旨

民族薬理学的関連性
緑茶は、「排尿の誘発と喉の渇きの抑制」
という主な機能を持つ漢方薬である。
緑茶ポリフェノール(GTP)は、
一般的に緑茶の複数の薬理学的機能を持つ
主要な活性成分として認められている。
しかし、高尿酸血症に対するGTPの効果は明らかではない。

研究の目的
オキソン酸カリウム(PO)誘発高尿酸血症マウスにおける
尿酸の血清中濃度に及ぼすGTPの影響を調べ、
尿酸の産生と排泄の2つの側面から基礎となるメカニズムを探究した。

材料および方法
POおよびGTPをマウスに7日間連続して胃内投与した。
血清中の尿酸値、血清中および肝臓中の
キサンチンオキシダーゼ(XOD)活性を調べた。
同時に、肝臓におけるXODタンパク質の発現を
ウエスタンブロットアッセイによって分析した。
腎臓におけるURAT1、OAT1、OAR3を含む
尿酸輸送体の発現を免疫組織化学染色法により分析した。

結果
300および600 mg/kgのGTPは、
高尿酸血症マウスの
尿酸の血清レベルを用量依存的に減少させ、
血清および肝臓におけるXOD活性を著しく低下させ、
腎臓におけるURAT1発現の減少ならびに
OAT1およびOAT3発現の増加とともに、
肝臓におけるXOD発現を減少させた。

結論
GTPが、尿酸産生の減少および尿酸排泄の増加を通して
尿酸を低下させる効果を有することを実証した。
GTPがさらなる研究のための
新規な低脂血症薬として有望な候補であることを示唆した。

https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0378874115301124