要旨
緑茶カテキンのバイオアクセシビリティ
および腸管吸収に対する牛乳添加の影響を決定するために、
in vitro消化/Caco-2細胞モデルを適用した。
緑茶抽出物(GTE)を、
スキムミルクと組み合わせて、
23 ℃および100 ℃の蒸留水に可溶化し、
胃腸消化をシミュレートし、
Caco-2細胞単層中での経上皮吸収させた。
没食子酸カテキン(ECG、EGCG)と牛乳の混合物は
牛乳タンパク質への結合を示したが、
ECとEGCの親和性はより弱かった。
カテキンは胃で安定していて
腸の消化に敏感であった。
緑茶カテキンのバイオアクセシビリティは
23 ℃ より100 ℃の方が高かった。
牛乳を含む消化GTEからのカテキンは、
非消化GTEおよび牛乳を含まない消化GTEと比較して、
腸管透過性が増強された。
25%牛乳を含む消化GTEの
EGCGとECGの見かけの透水係数(Papp)は
10%牛乳を含むGTEと比較して高かった。
2時間のインキュベーション後の
Caco-2細胞中の牛乳を含むGTE中のカテキンの回収率は、
牛乳を含まないものよりも高かった。
牛乳の添加はカテキンの経上皮吸収と
緑茶抽出物からの取り込みを増強することによって
カテキンのバイオアベイラビリティーを高める。

ハイライト
►EGCGは、緑茶のバイオアクセシブル部分に含まれる主要なカテキンである。
►GCGは緑茶-牛乳消化により最も効果的に輸送されるカテキンである。
►牛乳を加えると緑茶からのカテキンの腸管吸収が増加する。

https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0963996912003079