要旨
腎細胞癌(RCC)は、
泌尿器科悪性腫瘍の中で最も致命的な疾患の1つであり、
全ヒト新生物の3%を占め、
その発生率は上昇している。
RCCは化学療法と放射線療法の両方に抵抗性がある。
治療的介入のための新しい戦略の発見は依然として優先事項である。
緑茶の前臨床および臨床試験データに基づいて、
お茶ポリフェノールは数種類の癌に対して
保護効果を発揮することが提案されている。
しかしながら、緑茶のRCCに対する抗発癌活性は知られていない。
この研究では、緑茶葉のメタノール抽出物についての
標的代謝産物分析をHPLC/DADによって実施し、
抽出物の抗増殖活性を
ヒト腎臓癌細胞株A-498および769-Pを使用して評価した。
全フェノール含有量は非常に高く、
な化合物はフラバン-3-オール、
特に(-)-エピガロカテキン-3-ガレートであった。
さらに、2つのメチルキサンチン(テオフィリンとカフェイン)も
抽出物に含まれていた。
緑茶抽出物は濃度依存的に両方のRCC細胞株の増殖を強く阻害した。
これは緑茶が腎細胞癌のための
有効な抗癌剤である可能性が高いことを示す最初の報告である。

https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0308814610001639