ハイライト
•24時間尿タンパク量、
一酸化窒素、腎組織のマロンジアルデヒドレベルは、
タクロリムス群で増加し、
緑茶抽出物で減少した。
•スーパーオキシドジスムターゼと
カタラーゼの抗酸化酵素活性は、
タクロリムス群で抑制され、
緑茶抽出物注射群で回復した。
•緑茶抽出物処理は、
マウスのTAC誘発急性腎障害に対して
有益な抗タンパク尿作用を及ぼす。

要旨

序論
タンパク尿はタクロリムス(TAC)腎毒性の
検出における早期予測マーカーである。
マウスのTAC誘発急性腎毒性に対する
緑茶抽出物(GTE)の抗タンパク尿作用を調査した。

方法
対照群マウスに食塩水を腹腔内(IP)注射し、
TAC群マウスにTAC を腹腔内注射し、
iNOS阻害剤群マウスに
NG-ニトロ-L-アルギニン-メチルエステルを
皮下注射により投与した。
TAC-GTE群のマウスにIP注射によりTACを投与し、
皮下注射によりGTEを投与した。

結果
24時間尿タンパク量は、
TAC群マウスで増加し、
TAC-GTE群マウスで減少した。
TACによる一酸化窒素(NO)産生は、
GTEおよびiNOS阻害剤注射によって抑制された。
腎組織マロンジアルデヒド(MDA)濃度は、
TAC群で増加し、
TAC-GTE群で減少した。
スーパーオキシドジスムターゼと
カタラーゼの抗酸化酵素活性は、
TAC群で抑制され、
GTE注射群で回復した。

結論
GTE処置は、マウスにおけるTAC誘発急性腎障害に対して
有益な抗タンパク尿作用を有する。

https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0041134515006041