要旨
緑茶や紅茶の摂取と肺がんリスクとの関連を調査した研究では、
矛盾した所見が報告されている。
この関連の定量的評価を提供するために、
トピックに関するメタアナリシスを行った。

※メタアナリシス
複数の研究の結果を統合し、より高い見地から分析すること、またはそのための手法や統計解析のことである。

1966年から2008年11月までのPubMedでの文献検索
および関連研究の参照リストの検索によって同定した。
要約相対リスク(RR)推定値と
それに対応する95%信頼区間(CI)を、
変量効果モデルに基づいて計算した。
我々のメタアナリシスには、
緑茶や紅茶、あるいはその両方が
肺がんリスクに関連した摂取に関するデータを
提供した22の研究が含まれていた。
緑茶に関して、要約RRは
最大の緑茶の消費量と肺がんのリスク低下との関連を示した。
2カップ/日の緑茶消費の増加は、
肺癌を発症するリスクを18%減少させた。
紅茶では、メタ分析により統計的に有意な関連は観察されなかった。
結論として、我々のデータは、
紅茶ではなく緑茶の摂取量の増加が
肺がんリスクの減少に関連している
可能性があることを示唆している。

https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0169500208006624