要旨
カテキンは緑茶に豊富に含まれるフラボノイドであり、
健康への有益な効果のために高い関心が持たれている。
フラボノイドは抗甲状腺作用があり、
甲状腺形成促進作用があると報告されているが、
ラットの甲状腺に対する緑茶の作用についての報告はない。
本研究では、高用量の緑茶が甲状腺の生理機能に
悪影響を及ぼすか調べた。
緑茶抽出物を雄アルビノラットにそれぞれ
1.25 g%、2.5 g%、5.0g%の用量で30日間経口投与し た。
同様に、純粋なカテキンを25、50、100 mg/kgの用量で投与した。
著しい肥大と卵胞の過形成に関連する体重増加の減少が、
緑茶およびカテキンで治療されたグループの
高用量で注目された。
甲状腺ペルオキシダーゼと5′-デヨードナーゼIの活性の低下、
甲状腺のNa、K + ATPase活性の実質的な上昇が観察された。
血清T3およびT4レベルが低下し、
続いて血清TSHが有意に上昇した。
これらの結果は、緑茶抽出物中に存在するカテキンが
抗甲状腺剤として作用する可能性があり、
高用量での緑茶の消費が甲状腺機能を悪くする可能性が
あることを示唆している。

https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0278691510003431