要旨
乳酸菌およびビフィズス菌のin vitro増殖に対する
セレン含有緑茶(SGT)および中国緑茶(CGT)の影響を、
純粋および混合培養を用いて調べた。
SGTはCGTよりも高いフェノール類含有量(TPC)、
還元活性、DPPHフリーラジカル捕捉活性、
鉄イオンキレート活性を持っていた。
CGTからの水性抽出物を
Mann-Rogosa-Sharpe(MRS)ブロスに添加すると、
Lactobacillus rhamnosusおよび
Bifidobacterium breveの数がわずかに増加した。
SGT抽出物を添加すると、
バッチ発酵から回収された乳酸菌と
ビフィズス菌の数が増加したが、
CGTはビフィズス菌の数を増加させなかった。
CGTに対するSGTの高いプレバイオティック活性は、
高いTPCまたはミネラル、セレンに
関係している可能性がある。
セレンが細菌増殖に与える影響を確認するために、
L. rhamnosusの純粋培養物を含有するMRSブロスに、
亜セレン酸ナトリウムおよびセレン酸ナトリウムを
単独でまたはCGTと組み合わせて添加した。
この細菌の増殖は、MRSのみと比較して増強された。
CGTと組み合わせて添加した場合、
セレン酸ナトリウムは、
亜セレン酸ナトリウムよりも
L. rhamnosusの増殖を促進するのにより効果的であった。
SGTのプレバイオティック効果は、
そのセレン含有量によって大部分説明される。

https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0308814608012417