要旨
Trametes versicolorからの固定化ラッカーゼを含有する
電流測定バイオセンサーを、
ハーブティーおよび緑茶サンプル中の
フェノール化合物の定量に使用した。
Folin – Ciocalteu分光光度法(TPC)に従った
サンプルの生物電気化学的ポリフェノール指数(BPI)と
総フェノール含有量、
TEACによって測定された
総抗酸化活性(TAA)との相関を調べた。
BPI、TPC、TAAの間の強い相関が、
ハーブティーサンプルで得られた。
しかし、緑茶のサンプルを考慮に入れると、
BPI/TPCとBPI/TAAとの相関が減少した。
緑茶のマトリックス(没食子酸)は
ラッカーゼベースのバイオセンサー応答に影響を与えた。
没食子酸は濃度依存的にABTS酸化に関する
ラッカーゼ活性を阻害した。
ハーブティーで得られたBPI/TPCの間の強い相関は、
ラッカーゼベースのバイオセンサーが、
単純かつ迅速に、古典的なFolin-Ciocalteu指数の
有効な推定を得るための貴重なツールであると結論づける。

ハイライト
►9つの植物科の植物を使用した。
►サンプル中のフェノール化合物の定量には、
ラッカーゼベースのバイオセンサーを使用した。
►BPI、TPC、TAAの間には、
ハーブティーサンプルで強い相関があった。
►緑茶サンプルを考慮に入れると、
相関係数の減少が観察された。
►緑茶の没食子酸は、
ラッカーゼベースのバイオセンサー反応に影響を与える。

https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S030881461100851X