要旨
出生前および出生後に毒物にさらされると、
子孫に有害な影響を与える可能性がある。
マウスの子におけるバルプロ酸への出生後の曝露は、
実験的自閉症を誘発し、
神経行動学的異常を引き起こす可能性がある。
緑茶の摂取は、
毒物の影響に対する神経細胞の保護に関連している。
バルプロ酸暴露によって引き起こされる
酸化ストレスの行動の変化と異常における
緑茶抽出物の役割を調べた。
生後14日目のマウスにバルプロ酸を単回投与し、
続いて緑茶抽出物を生後40日まで毎日経口投与した。
モータ協調、侵害受容性応答、運動、
不安、探索活動、認知を評価するために行動試験を実施した。
過酸化脂質の推定のために血液を後眼窩神経叢から採取した。
全脳について病理組織学的検査を実施した。
300 mg/kgで、緑茶抽出物は行動評価における改善を示した。
酸化ストレスのマーカーの形成は減少した。
組織学的所見により、 300 mg/kgの用量で
緑茶の神経保護効果が確認された。
緑茶は抗酸化作用に起因して神経細胞保護作用を発揮し、
自閉症の管理に有効である可能性がある。

ハイライト
►生後14日目にバルプロ酸に曝露すると、
行動および酸化的変化が誘発される。
►これらの変化の改善における緑茶抽出物の影響を評価した。
►行動、脂質過酸化、組織学的変化を評価した。
►300 mg/kgの緑茶抽出物で改善が見られた。
►これは強力な抗酸化物質である
ポリフェノールの存在による可能性がある。

https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0006899311012340