ハイライト
•緑茶葉から脱カフェイン抽出物を製造するための新しいクリーンな方法
•2工程で、23%のカテキンを含む無溶媒抽出物が得られる。
•工程1:乳酸エチルによる加圧液体抽出
•工程2:超臨界二酸化炭素によるカテキンの選択的沈殿
•エタノールの代わりに乳酸エチルを使用しても選択的沈殿は生じない。

要旨
高濃度のカテキンと低含有量のカフェインを含む緑茶の葉から、
「緑」の溶媒のみを使用して無溶媒抽出物を製造する方法を報告する。
溶媒として乳酸エチルを用いた緑茶葉の加圧液体抽出(PLE)と
超臨界二酸化炭素(SCCO2)アンチ溶媒(SAS)技術を用いた
選択的沈殿法に基づく。
PLEを100℃および 10 MPaで達成した。
SAS沈殿プロセスに対する圧力(15〜30 MPa)と
温度(50 °Cおよび70 °C)の影響を、
沈殿収量、カフェインとモノマーカテキンの濃度、
沈殿物のフェノール類総含有量を調べた。
抽出および沈殿工程に異なる有機溶媒(エタノール)を
使用する比較が報告されている。
乳酸エチルPLE抽出物から得られた沈殿物は
カフェイン除去され、
カテキンの濃度は23質量%に近くなった。
沈殿物の総フェノール含有量は
沈殿物1 g当たり最大590 mg没食子酸当量であり、
これはPLE抽出物に対して最大25%の増加を示す。

https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S1383586615002701