要旨
超臨界二酸化炭素(SC-CO2)を用いた緑茶のカフェイン除去を、
カフェインの最大除去のために応答曲面法(RSM)で最適化し、
クロロフィルの共抽出を、カフェイン除去中にモニターした。
カフェインのSC-CO2抽出のための実験条件は
RSMのBox-Behnken設計に従って設定された。
カフェインの抽出収率と
SC-CO2抽出に使用されるパラメーター
(圧力、温度、エタノール濃度など)
との関係を一定のCO2流速で調べた。
カフェインと全クロロフィルの抽出収率は
抽出圧力、温度と共溶媒の濃度によって影響され、
それらの抽出収率は圧力、温度とエタノール共溶媒濃度を
変えた抽出条件でほぼ並行して挙動した。
緑茶の葉10 gに対して、
100 gのCO2当たり3.0 gの95%エタノール共溶媒、
23MPa、63℃、120分のカフェイン除去条件では、
カフェインとカテキンの抽出収率はそれぞれ96.60%と40.61%であり、
総クロロフィルの共抽出も観察された。

ハイライト
►SC-CO2を使用した緑茶のカフェイン除去は、
RSMによって最適化された。
►カフェイン除去中のクロロフィルの共抽出をモニターした。
►カフェインとクロロフィルの抽出収率はほぼ並行していた。
►エタノール共溶媒を使用した23 MPa、63°Cでの
カフェインの抽出率は96.60%であった。

https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0023643811002246