要旨
栄養素のナノ乳化は、
腸内取り込みを増強することによって
バイオアベイラビリティーを改善することができる。
ナノ乳化緑茶抽出物(NGTE)の抗酸化作用と脂質低下作用を調べた。
抗酸化効果を、ABTSラジカル捕捉アッセイおよび
DCFH-DAアッセイによって測定した。
C57BL/6マウスに、対照高脂肪食、
緑茶抽出物(GTE)、NGTE食を4週間与えた。
GTEとNGTEは同様の総カテキン濃度を含んでいた。
GTEの抗酸化作用はNGTEと同等であった。
ABTSアッセイではGTEは効果を示したが、
DCFH-DAアッセイではNGTEがGTEより効果的であった。
高脂肪食摂取C57BL/6Jマウスでは、
総コレステロールおよびLDLコレステロール濃度は、
GTEよりNGTE摂取後に減少した。
低コレステロール血症効果は、
GTE群と比較してNGTE群の方が大きかった。
LDL受容体のタンパク質発現は、
GTE群およびNGTE群の両方の肝臓において増加した。
コレステロール7α-ヒドロキシラーゼ遺伝子発現は、
GTE群およびNGTE群の両方において増加した。
ナノエマルジョン化は、バイオアベイラビリティーの増加によって
in vivoでGTEのコレステロール低下効果を増加させる。

https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0955286311000180