要旨

目的
緑茶(GT)の消費は心血管疾患(CVD)や癌に効果がある可能性がある。
主にGT由来のフラバノールの抗酸化特性による効果である。
ex vivoおよび in vivoでの抗酸化作用に対する
GT摂取の影響を調査する制御介入研究の概要を示す。

方法
メドラインとコクランデータベースを
GT消費量と抗酸化作用の制御介入研究について調査した。
ex vivo [プラズマ抗酸化能力(AC)、酸化的損傷に対するDNAの耐性]
またはin vivo[脂質及びタンパク質の酸化、DNA損傷]について
抗酸化作用を調査した。
参加者、GTの投与量、摂取フラバノールの量、
補充期間、バイオマーカーを考慮して、結果を比較した。

結果
血漿中のフラバノール濃度や
ACに寄与する抗酸化剤に関する関連データが
欠けており、試験間の比較は困難であった。
脂質過酸化とDNA損傷について調査した。
タンパク質酸化に関するデータは少ない。
ACの増加または酸化ストレスマーカーの減少は、
主に酸化ストレスにさらされた参加者において観察された。

結論
GTを少なくとも0.6〜1.5 L/日の量で定期的に摂取すると、
ACが上昇し、脂質過酸化(特にLDLの酸化)が軽減される可能性がある。
これはCVDやさまざまな種類の癌に対する保護に貢献するかもしれない。
酸化ストレスにさらされた参加者においてより有益な効果が得られた。

https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0944711311001917