ハイライト
•CCAカラム上のジニコナゾールエナンチオマーの分離法を開発した。
•お茶、りんご、ぶどう中の高効率で正確な残留物分析法を示した。
LOQは、各種農産物中のジニコナゾールのMRLより低かった。
•生茶葉中のDT50は、
R-(-)-/S-(+)-ジニコナゾールについて
それぞれ2.9および3.1日であった。
•揉捻および発酵は、
紅茶加工と緑茶加工に影響を与える重要なステップである。

要旨
お茶、りんご、ぶどう中のジニコナゾールエナンチオマーの
キラル分離および残留物定量法を開発し、
SFC-Q-TOF/MSと超臨界流体クロマトグラフィーにより検証した。
残留物をアセトニトリル/水により抽出し、
固相抽出カラムにより精製し、
SFC-Q-TOF/MSにより分析した。
CCAカラム上のジニコナゾールエナンチオマーの溶出順序は
R-(-)-ジニコナゾール、
S-(+)-ジニコナゾールの順であった。
試料中のR-(-)-/S-(+)-ジニコナゾールの
回収率、相対標準偏差(RSD)、定量限界(LOQ)を測定した。
生茶葉の成長において
R-(-)-/S-(+)-ジニコナゾールの濃度は時間と共に徐々に減少した。
紅茶、緑茶加工におけるR-(-)-/S-(+)-ジニコナゾールの
減少、全処理係数(PF)、平均エナンチオマー分率(EF)を測定した。
紅茶と緑茶の違いは約15%で、
緑茶は紅茶より減少が少なかった。
揉捻と発酵は紅茶加工において、
揉捻は緑茶加工において重要なステップである。

https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0021967318313414