ハイライト
•GTEの抗ウイルス性は貯蔵により増加する。
•GTEの抗ウイルス活性は、
保存中のカテキン誘導体の形成に関連する。
•GTEは、食品接触面の除染のための
天然消毒剤として使用できる。

要旨
食物接触面は、腸内ウイルス、
特にヒトノロウイルス(HuNoV)と
A型肝炎ウイルス(HAV)による
食物媒介ウイルス性疾患の間接感染の
重要な媒介物である。
本研究の目的は、
室温での緑茶抽出物(GTE)の抗ウイルス活性について
pHと貯蔵時間の相関性を評価し、
それを貯蔵における分解とエピマー化反応による
組成変化と関連付けることである。
GTEは、中性およびアルカリ性でマウスノロウイルス(MNV)
およびHAVを不活性化するのに有効であったが、
pH 5.5では無効であった。
種々のpH条件で24時間溶液を貯蔵すると、
抗ウイルス活性が著しく増加した。
MNV/HAV感染力の減少は
貯蔵中のカテキン誘導体の形成に関連していた。
最適化条件(pH 7.2で24時間保存)下で調製したGTEを、
ステンレス鋼およびガラス表面に15分間5 mg/mLの濃度で処理すると、
MNV/HAV感染力が減少した。
GTEは食品接触面の除染のための天然消毒剤として使用でき、
腸内ウイルスの食品や人への間接的な感染を防ぐことができる。

https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0956713517304334