要旨
本研究では、
象牙質 に対するセルフエッチ接着剤(SEA)の
長期ミクロ引張接着強度(μTBS)に対する
メタロプロテイナーゼ阻害剤による
象牙質前処理の効果を評価した。
32個の象牙質断片に前処理を施した(n=8)。
C:対照(未処理)
GT:2%緑茶エキス
CLX:2%クロルヘキシジン
EGCG:2%エピガロカテキンガレート
象牙質表面に SEA(Clearfil SE Bond)と樹脂複合材を塗布した。
24時間後、樹脂ブロックを直ちに、
または水中で6ヶ月の貯蔵後に
スティックに切断し、μTBS試験を実施した。
二元配置分散分析とチューキー検定(α=5%)は、
CLX群が即時試験で他の群より統計的に優れた
μTBS値を示したのに対して、
EGCG群は最低であった(p=0.018)。
6ヵ月後、CLXを除くすべてのグループで
μTBS値の有意な増加が観察された(p = 0.018)。
結論として、μTBSは、EGCG、緑茶、未処理群において
象牙質前処理によって増加した。

https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0143749616301671