要旨
緑茶抽出物(GTE)、緑茶ポリフェノール( – ) – エピカテキン(EC)または異性体(+) – カテキン(C)と
組み合わせたα-トコフェロール(TOH)の抗酸化作用を
高リノール酸ヒマワリ油に基づく異なる脂質系
(バルク油、o/w型エマルジョンおよびホスファチジルコリンベースのリポソーム系)
を用いて調べた。
ポリフェノールもTOHも、
遊離基および共役ジエンの形成および酸素消費を示し、
単独使用で全ての系において有効な酸化防止剤であった。
メチルリノール酸o/w−エマルジョン中および
純粋なバルク油中のTOHとGTEとの組み合わせでは
強い相乗効果を示したが、
リポソーム系では相加効果のみであった。
TOHとECまたはCとの組み合わせは、
両方の不均一系において相乗効果を示したが、
バルク油においては拮抗的または相加的効果を示した。
GTEは、内因性抗酸化剤の活性の増強を介して
植物油およびエマルジョンの両方を
酸化から保護するために使用されるが、
GTEはリポソームと同様に
リン脂質の保護においてあまり効率的ではない。

ハイライト
►緑茶抽出物は植物油を酸化から保護する。
►緑茶抽出物は、o/wエマルション中でα/トコフェロールと抗酸化相乗作用を示す。
►緑茶抽出物は、リン脂質ではなくトリグリセリドを保護する。

https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0308814612011375