要旨

背景
緑茶カテキンは、
カテコール−O−メチルトランスフェラーゼ(COMT)を阻害することによって
エネルギー消費および脂肪酸化を増加させ、
アドレナリン作動性刺激を促進すると仮定されてきた。
メタボロミクスは、
そのメカニズムを解明するのに役立つかもしれない。

目的
緑茶抽出物(GTE)が安静時および運動時の
血漿中代謝産物プロファイルに及ぼす影響を調べた。

方法
健康な男性27人がGTEまたはプラセボ飲料を7日間摂取した。
摂取後2時間休み、60分間の中強度サイクリング運動をした。
運動前および運動中に血液サンプルを採取した。
カテコールアミンの非標的代謝産物プロファイリングおよび
標的プロファイリングを用いて血漿を分析した。

結果
メタボロームアプローチを使用した。
GTEはアドレナリン刺激を増強しなかった。
安静時のGTEは、
脂肪代謝、脂肪分解および
トリカルボン酸サイクル中間体(クエン酸)に
関連する代謝産物濃度の変化をもたらした。
運動中のGTEは、
3-β-ヒドロキシブチレート濃度の減少、
ピルビン酸塩、乳酸塩、アラニン濃度の増加を引き起こした。

結論
GTEは安静時と運動時に顕著な代謝の違いをもたらしたが、
この違いはアドレナリン作動性システムとは関係がなく、
それはGTEのCOMT阻害メカニズムのin vivoでの関連性に疑問を投げかける。

https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0955286312001830