抽象
お茶を飲むことは世界中で広く行われており、
最近癌患者の間で増加している。
しかしながら、同時投与された化学薬品の
バイオアベイラビリティおよび効力に対する
お茶の影響は明らかではない。
本研究では、ラットにおける5-フルオロウラシル(5-FU)の薬物動態
およびin vitroでのヒト細胞株における薬力学に対する緑茶の影響を調べた。
薬物動態実験は、対照群と比較して緑茶処置群において
5-Fuの最大血漿濃度(Cmax)は約151%の増加、
血漿濃度曲線下面積(AUC)は約425%の増加を示した。
緑茶を摂取すると5-FUの血漿中濃度が上昇した。
薬力学的実験では、
適度な投与量レベル(ヒトにおいて1日6カップ以下に相当)では、
生の緑茶抽出物も( – ) – エピガロカテキン−3−ガレート(EGCG)も
ヒト細胞株における5-FUの細胞毒性に有意な相加効果を示さなかった。
癌患者が緑茶を飲む習慣があるときに
治療薬モニタリング(TDM)を行うことが重要であることを示した。

https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S027869151100113X