ハイライト
•脳卒中により、短期および長期の認識記憶障害が発生する。
•脳卒中前の緑茶投与は記憶障害を改善する。
•脳卒中は海馬の酸化ストレスを増加させる。
•緑茶は、出血性脳卒中による酸化ストレスと損傷を防ぐ。
•緑茶は、虚血性脳卒中による抗酸化力の低下を防ぐ。

要旨
ラットの一過性虚血再灌流(IR)および脳内出血(ICH)によって
引き起こされる短期および長期の宣言的記憶および酸化的損傷
に対する緑茶(GT)の効果を調べた。
脳卒中のタイプに従って、
雄のウィスターラットをIR、GT、ICHの組み合わせで8群に分けた。
GT投与は 脳卒中手術の10日前に開始し 、
6日間継続した。
短期(STM)と長期記憶(LTM)を対象認識課題(OR)用いて評価し、
酸化ストレス(ROS、脂質過酸化と総抗酸化能)に関連する
パラメータを海馬を用いて評価した。
IRとICHを受けたラットはSTMとLTMの欠損を示し、
GTは両方のモデルで欠損を予防した。
IRおよびICHは海馬におけるROSレベルの増加を誘導した。
ICHは海馬における脂質過酸化を増加させ、
IRは総抗酸化能を低下させ、
GTはそれらを防いだ。
GTは神経を保護し、
酸化還元不均衡を軽減し、
脳卒中後の認知機能に有益な影響を及ぼす可能性がある。

https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0361923017301600