ハイライト
•TPは高濃度でα-アミラーゼに対して穏やかな抑制効果を示した。
•TPをそれぞれα-アミラーゼまたはデンプンとプレインキュベートすると、
酵素活性は異なった。
•緑茶、紅茶およびウーロン茶はα-アミラーゼ活性を改善した。
•お茶を飲むことはデンプンの消化を助ける。

要旨
基質としてジャガイモデンプンと調理したポテトを用いて、
同じ生葉から加工した茶ポリフェノール(TP)と
異なる種類の茶(緑茶、黒茶およびウーロン茶)が
膵臓α-アミラーゼ活性に及ぼす影響を調べた。
その結果、両方の基質において、
低濃度のTPがα-アミラーゼ活性を増加させる一方、
高濃度では非競合的に活性を阻害した。
TPをα-アミラーゼまたはデンプンとそれぞれプレインキュベートすると、
酵素活性化および阻害の程度は異なった。
TPと酵素/デンプンとの相互作用は抗酸化力を低下させる。
3種類の茶すべてが広範囲の濃度でα-アミラーゼ活性を増強し、
緑茶が最も高い活性化効果を示した。
高濃度のTPはα-アミラーゼに対して穏やかな抑制効果を示すのに対し、
緑茶、紅茶およびウーロン茶はα-アミラーゼ活性を増強した。
お茶の他の成分が
TPの抑制効果を中和するα-アミラーゼ活性を増強した可能性がある。

https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0023643815302541