要旨

背景
エピガロカテキン-3-ガレート(EGCG)は、
強力な抗酸化作用があり、
中国緑茶のカテキンの80%を占めている。
タバコの煙(CS)曝露がラットモデルにおいて
肺の形態変化と酸化ストレスを誘発するかどうか、
および中国緑茶(EGCGを主成分とする肺陳茶)の摂取が
血清および肺における酸化ストレスを変え、
CS誘発性肺損傷の保護につながるか調べた。

方法
Sprague-Dawleyラットを4つのグループ、
偽空気(SA)、4%CS、2%肺陳茶+SA、4%CSに分けた。
SAまたは4%CSへの曝露は 、
換気式喫煙室内で一日1時間、56日間行った。
組織学およびすべての生化学的アッセイでは、
血清および肺組織を最後のCS曝露の24 時間後に収集した。

結果
空域拡大および杯状細胞過形成は、
56日間のCS曝露後のみに観察され、
それらは緑茶消費の存在下で阻害された。
血清における8-イソプロスタン量が有意に上昇し、
SA暴露ラットと比較してCS曝露ラットの
肺スーパーオキシドジスムターゼ(SOD)及びカタラーゼ活性も上昇した。
中国茶の摂取後にSA曝露ラットのレベルまで戻った。

結論
これらの結果は、
CS曝露後の全身性酸化ストレスレベルの上昇が
肺損傷の誘発において重要な役割を果たすことを示している。
中国緑茶は、肺傷害の保護につながる
CS誘発酸化ストレスを抑制する能力を持っているかもしれない。

https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0954611109001498