要旨
緑茶からカフェインを除去するために、
改質剤として95%(v / v)エタノールを使用した
超臨界CO2(SC-CO2)抽出を
150〜300 bar、50〜80 ℃の範囲で実施した。
エピガロカテキンガレート(EGCG)を含むカフェインとカテキンの抽出収率は、
一定圧力で温度の上昇と共に増加し、
一定温度で圧力の増加と共に増加した。
CO2質量流量が増加すると、
カフェイン及びカテキンの総抽出収率は増加したが、
CO2の抽出効率(CO2量当たりの抽出溶質の量によって決定)が減少した。
緑茶粒子周囲の外部物質移動抵抗の影響はわずかであるが、
SC-CO2と緑茶の接触時間が減少したことが原因であると考えられる。
粉砕による緑茶粒子サイズの減少により
カフェインおよびカテキンの抽出が促進されたことから、
粒子サイズが大きいとより抽出速度が遅くなることを示す。
これらの結果から、他の草本材料と同様に、
SC-CO2による緑茶の抽出において、
内部物質移動抵抗が外部物質移動抵抗よりも優勢であるという結論に達した。
カフェインの抽出に加えて、
カフェイン除去プロセス中に
かなりの量のカテキンも抽出されることがわかった。
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S089684460700085X