ハイライト
・紅茶は上皮性卵巣癌のリスクを高める可能性がある。
・リスクは子宮内膜組織型に関連がある。
・お茶、コーヒー、カフェイン入り飲料の生涯累積消費量を調べた。
・カフェイン入りの紅茶、緑茶の種類を評価した。

背景
カフェイン入り飲料の摂取による
上皮性卵巣癌へのリスクは明確ではないが、
飲料の種類を調べた研究はほとんどない。

目的
カフェイン入り紅茶、緑茶、コーヒー、カフェイン入りソフトドリンクの消費量と摂取量、
上皮性卵巣癌のリスクと組織型を評価する。

研究デザイン
2001~2012年にカナダで実施。
40〜79歳の524例の上皮浸潤癌患者および1587例の対照に対し、
上記飲料の消費量を調査。
成人の生涯累積消費量(カップ年 = カップ/日 x年)を計算。
無条件ロジスティック回帰を使用して、
オッズ比(aOR)および95%信頼区間(CI)を推定し、
飲量とリスクとの関連性を調べた。

結果
コーヒー、カフェイン入りソフトドリンク、緑茶のみでは
過剰なリスクはなかった。
紅茶のみを飲むとリスクが増加した。
閉経後の女性でも同様だった。
リスクは子宮内膜組織型で関連があった。

結論
紅茶は上皮性卵巣癌のリスクを高める可能性がある。
リスクは子宮内膜組織型でのみ見られ、
漿液細胞または明細胞では見られない。
リスクを増大させる成分の特定には、
さらなる研究が必要である。

https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S1877782116301990