ハイライト
•ラット血漿中のエルロチニブ(ERL)とラパチニブ(LAP)の薬物動態に対する
緑茶(GT)の効果を研究した。
•UPLC-ESI-MS / MS法を検証した。
•低い定量性で優れた選択性があった。
•短期および長期投与後のGTの薬物動態学的相互作用試験に適用した。

要旨
緑茶(GT)は世界で最も消費されている飲料の1つ。
ERL、LAPなどのチロシンキナーゼ阻害剤(TKI)は、
腫瘍学で経口標的療法に使用される。
緑茶ポリフェノール(GTP)は受容体型チロシンキナーゼ阻害剤であり、
GTEはTKIの抗癌作用を増強する可能性があるが、
薬物動態(PK)に影響するかもしれない。
ERL / LAPのPKに対するGTEの影響を調べた。
血漿中のERL、LAPの定量化のために
UPLC-ESI-MS / MS法を開発した。
血漿サンプルを固相抽出(SPE)によって処理し、
クロマトグラフィー分析を実施した。
定量化はポジティブエレクトロスプレーイオン化(ESI+)モードで
多重反応モニタリング(MRM)を行った。
FDAガイドラインに従って検証し、
0.4-1000(ERL)、0.6-1000 ng/mL(LAP)で直線性を示した。
GTEの短期および長期投与後のERL / LAPのPKを比較した。
ERLとLAPの両方で、
短期投与後に経口バイオアベイラビリティが減少し、
Cmax(AUC)も減少した。
TKIを服用している患者は、
GTを飲んだりGTEカプセルを摂取しない方が良い。

https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S1570023217300430