要旨
緑茶葉から茶カテキンを抽出し、
それらの抗酸化活性に対するタンナーゼ処理の効果を調べた。
抗酸化能力を、
DPPH、スーパーオキシドアニオン、トロロックス等価抗酸化能力(TEAC)、過酸化水素
および金属イオンキレート化についての評価法を用いて評価した。
その結果、タンナーゼ処理した緑茶は、
200ppmの濃度で、より高い スーパーオキシドアニオン、過酸化水素
および2,2−ジフェニル−1−ピクリルヒドラジル(DPPH)除去効果(それぞれ97,83,62%)を示し、
未処理茶より高い抗酸化能力を示した。
100ppmの濃度では、
タンナーゼ処理茶は未処理茶より高いTEAC抗酸化活性を示した(2.4%対1.0%)。
さらに、150ppmでは処理茶のFe + 2 / Cu + 2イオンに対する
キレート化活性が未処理茶より高かった(それぞれ42.6 / 33.5%対14.6 / 7.6%)。
タンナーゼ処理茶と144 時間インキュベートしたRAW 264.7細胞の生存率は、
未処理茶より高かった。
本結果は、フラボノイド中の抗酸化活性は様々であり、
ガロイル残基の存在は茶カテキンの抗酸化活性を低下させることを実証している。

https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0963996907001846