要旨
太平洋白エビ養殖の抗菌剤としての可能性を判断するために、
腸炎ビブリオに対する緑茶の抑制効果を評価した。
茶葉を煮沸または熱湯に浸すことによって得られた水性抽出物は、
V.parahaemolyticusの増殖を阻害した。
寒天培地中1×10CFU・mL-1の試験細菌を用いて
寒天ウェル拡散法により実施した阻害区域の直径は14.4~16.4 mmであった 。
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時間のインキュベーション中に
ブロス希釈法により決定された最小阻害濃度(MIC)は10%(v / v)であった。
緑茶エキス(GTE)は、10 CFU・mL -1でV. parahaemolyticusを処理した
エビ幼虫の死亡率を低下させるのに有効であった。
1mL
・L -1 GTE(80±5.4%)で処理した水中で飼育したエビの生存率は
対照(70±2.04%)より高かった(P <0.05)。
V.parahaemolyticus 10CFU・mL-1を5日間処理したエビの総ビブリオ数は、
対照とGTE処理したエビでそれぞれ6.4×106と2.3×10CFU・g-1であった。
この研究結果は、
緑茶が太平洋白エビの養殖においてV.parahaemolyticusの制御に使用できる
有望な天然抗菌剤であることを示唆している。

https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S2210784316303047