要旨
多環式芳香族炭化水素(PAH)は、
世界中のいくつかの商業用のお茶で検出されており、
消費者に脅威をもたらしている。
緑茶ポリフェノール(GTP)は、
優れた抗酸化作用と抗癌作用を持っている。
本研究では、
PAHのモデルであるフェナントレンの毒性をブロックするGTPの効力について、
ヒト胎児肺線維芽細胞株HFL-1を用いて試験した。
GTPとフェナントレンはどちらもそれぞれ用量依存的な細胞増殖阻害を引き起こした。
GTPとフェナントレンの相互作用は増殖阻害を減少させた。
阻害が約50%未満の場合、
フェナントレンとGTPは拮抗した。
アポトーシスと細胞周期を調べたところ、
フェナントレンのみが細胞周期に影響を及ぼし、
細胞死を引き起こした。
GTP
はフェナントレンによる細胞死を減少させたが、
細胞周期には影響を及ぼさなかった。

https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0269749110004148