7月に愛媛の西条市にいきました。
石鎚黒茶は名前は聞いたことあったんですけど飲んだことがなくて、実際に体験できる機会をいただいたのはとても良かったです。
たまたま香川の日本茶インストラクターの方に愛媛に新宮というところがあるよって教えてもらいました。
石鎚黒茶への道
徳島研修参加→香川のインストラクターの方に愛媛の新宮を教えてもらう→新宮のお茶屋さんに足を運んだところ石鎚黒茶を飲ませていただく。
そして現場を紹介していただいたというストーリーでした。
石鎚黒茶の工程
7月のいい時期に声をかけてくださいました。
この時期だけなんです。
この作業をするのはということで、私自身突アポで運よくいけましたが、
石鎚黒茶を見学するのであれば7月です。
石鎚黒茶工程 刈り取り〜洗浄〜蒸し
工程は刈り取りをまず茶畑から刈り取ってきて、その日か翌日くらいにこの作業をするんです。
洗って、向こう側が蒸す作業場なんですけど、蒸して。
葉っぱを取るんですか?
そうなんです。
あとでちょっとむこうで見てもらったらわかると思うんですけど、
蒸したらこれが取れていくんです。
葉っぱだけがとれて枝が残るので枝は捨ててしまって、葉だけを使います。
石鎚黒茶工程 発酵
全部むせたら石鎚山の麓のほうにもっていって、軽トラとかでもっていってそこで発酵させるんです。木箱にいれて。
手前の分と今日の分。
横峰寺っていって八十八か所のお寺さんがあるんですけど、そこで発酵の場所をお借りして発酵させてるんです。
そこの場所で発酵させるんです。
なんかありがたそうですよね。
一説では空海さんがこのお茶を広めたということも教えていただきました。
空海さんいろんなところで出てきますね。
奈良県の大和茶も伝えたって言われてるので。
今回手伝わせてもらったのは第1工程みたいな感じでした。
石鎚黒茶工程 天日干し
あとそこで山から降ろしてきて天日干しをするんですね。
天日干しをしたらすごい茶葉が真っ黒になるんですよ。
それで黒茶っていう名前になってます。
ここでは2日間はこのくらいの日光がないとって感じなんですけど。
茶とまた違った、ちょこっとだけはちみつをたらしたような甘さがあって。
なかなか表現がいいですね。
一日で刈り取っちゃってそれで終わりですか?
いえ、一つの茶畑を5回に分けて刈り取る。
刈り取って新鮮な茶葉を使います。
夏なので凄い日差しが強かったりすると茶葉が何時間とかですぐ痛んでしまうので、茶色くなる。
でもまだ大丈夫。
去年は室内にいれて、冷房かけて、茶葉様ってやってたということです。
茶葉と言えば平地で取るものというイメージがあったんですけど黒茶は違うんですね。お茶を発酵させて作る手間暇一度飲んでみたいです。ただ4年余り味が悪いとの事。山の植物の影響でここまで変わってしまうとは。自然破壊はしていないのに残念です。
お二人が山を下りたらもうこのお茶は飲めなくなってしまうのですね。なんだか寂しいです。もう一度美味しいお茶が出来ますように