茶業界の低迷と製茶動向とコロナ渦の現状を日本茶業中央会の方にお伺いした話。

茶業界の現状を日本茶業中央会の方にお伺いする機会がありました。

ということでその際のメモを。

 

茶業界の低迷と製茶動向とコロナ渦の現状

茶業界が低迷しているという話はよく聞きます。

これは具体的には製茶の値段がどんどん低くなっているというところが挙げられています。

具体的にどれだけ落ちたのかというところになりますが統計データを見てみました。

平成14年から平成26年で1番茶が1000円近く下降しています。

1kg1000円下落すると 1000kg(1t)でだと100万近くの損失が出ます。

単純にこれがまず一つの要因です。

また、機械のメンテナンス代や農薬代 重機に使う油代など様々なところで消耗品が発生しますので収入は上がらないけど出費は増えるという状況が発生してしまっております。

引用:茶をめぐる情勢 農林水産省

またこのコロナの影響もあり、またカオスな状況が再び繰り出してしまっているというのは間違いありません、

 

茶業界を日本茶業中央会の専門家にお伺いしました

せっかくの機会ですので、私も中央会の抱える課題について、ご紹介させていただきたいと思います。

茶業については、今更申し上げることも無いかと思いますが、その茶業のもう一度復活させるという観点から何をすべきかということを今中央会でですね、議論を改めております。

これまでもあったんですが、改めて今、そういう議論を行っているというわけであります。

議論は基本的には需要拡大活性化ということを掲げていますが、じゃあ具体的にどうしていくのかという事はまだまだ議論は決まっていませんし、議論にもなってないことも多々ある。

協議を進めているところであります。いくつか紹介させていただきますと、1つは時代の要請であります、SDGですね、2つ目は、茶業界がありますが、生産と流通加工の人達であった。

改めて茶業全体を見た場合にですね、生産、流通、加工並びに、商品が問われるということを我々は考えるべきだと。

 

そういう例は、よく経済界で言われるフードシステムと言われる考え方にたってですね、議論を進めていきたいという風うに思います。そのほかの具体的例はですね、食の安全安心の発信ということをですね、先ほど理事長からもでましたけども平成20年のBSG問題をはじめとしまして、国家的問題があったと見ています。

 

組織としてはですね、食品の安全委員会にその後消費者庁ができております。

消費者庁ができまして、食品表示法ができまして、来年の4月から施工がされます。

 

我々中央会におきましてもこれまでそれに準ずるような仕組みとしてありましたが、それを改めて見直しました。

その施工も来年4月からになります。そういう意味で、茶業界全体が食の安全安心について、改めて動いていけないなと思います。

 

もう1つは、先ほど言いました茶業の活性化ということで国内需要の高度化、活性化と合わせて輸出の拡大を避けることはできないと思っていまして、日本茶業会の他に現在はそれに加えて国の制度が輸出にドライブをかけるという事で、私どもの事務所になります。

日本茶輸出協議かいを作って協力に日本茶輸出の施策をやってきているところでございまして、今年度は最終目標年度でございまして、関係者の努力もありまして、目標達成しております。

150億だったんですけども、今年の3月で153億になります目標を達成しておりますが、国としては更に先にですね、目標を改めて持って、それを来年にむけてどうやってやっていくか、中々見通せないわけですので、益々の努力をしたいと思っております。もう1つは、こちらのインストラクター協会の大きな計画における目標は、私どもの中央会においても同じような目標を掲げております。

インストラクターの方々の協力を得ながら、日本茶業界の力を合わせていきたいと思っております。

なぜかと言いますと、日本茶の伝統文化とよく似ているものとしますと花道がありますけども、花道が廃れて、文化が停滞しますことに大変怒っています。文化の成功と茶業の発展を合わせて内外にむけて発信していく必要があると思っております。

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