茶の有機栽培と肥料について現役のお茶屋さんに聞いてきた話。

有機肥料とお茶についての話をお茶屋さん伺いましたので、まとめてみました。

有機肥料っていうのは

油粕や魚粉、鶏糞など、植物性または動物性の有機物(炭酸そのものを除く炭素を含む化合物)を原料にした肥料のことです。

対して、一般的に使われているのは化学肥料というものです。

こちらにとても詳しい説明があります。

鹿児島の友達の作るお茶がとても美味しくて。

有機なんですけどものすごく美味いんですよ

全部植物性の肥料でやって、有機でも動物性の肥料はやってないんですよ。

魚系はやっていないんですね。

やってないですね。

 

魚系やってなかったら結構味、旨味とか弱いんじゃないかって気がするんですけど。
有機の、今仰った魚系じゃない動物系じゃない有機って言ったら何から作ってるんですか?

植物、菜種かすとかごまのかすとか。植物関係の有機です。

動物系っていうと

動物由来でいくと魚とあと

骨粉系とか。

植物でも窒素系は入ってる

A:その有機系でいく分で足らないやつを化成とかそういうのを放り込んで、補ってやるってんでその化成系が入っていく、化学肥料系が入ってくるってんで、有機栽培の人ではそういうのを嫌うっていう感じですね。

 

肥料は作ってるのはどうしてるんですか?

無肥料でやってます。

 

無肥料?

無肥料でやってて、煎茶とかガサガサですけど。

え?がさがさってどいういう意味?

お茶の木がな、距離が詰まって。

距離がさ、水がなくなったら大変な事にもなるし。

 

在来で根が直根なんですよ。

結構2メーターぐらい、ごぼうみたいに―

根っこが生えとる。

生えています

根っこが長いとある程度の干ばつに強い?

干ばつとかにめっちゃ強いですよ。

病気もそんなならないですし、実生(みしょう)で

直根でまっすぐ生えてるってことは、実生なのか。

そうです。全部実生です。

 

有機栽培のお茶にこだわる理由は?

 

旨味系ではなく、飲んで清涼感あるお茶を作りたいです。

言ったら肥料やったらどこの土地も似たり寄ったりの味になってしまいがちなんです。

 

まあ違いはあるんですけど。

あと、僕ら新しく4年前に始めて入ってきてみんなと同じお茶を作ろうとしても絶対勝てないですよね。

もう何十年も追及してやってる人もいるし。

そういうお茶よりかは、自分達にしか作れない、作りたいお茶を作るというか。

 

茶の追及方法が分かってないかもしれない、その人達がね。

余計なものを削ぎ落して、うちでしか、成しえないようなお茶を作りたいと

紅茶とか無肥料めっちゃ良いって言ってました。

 

紅茶や発酵系は無肥料でないといけない

ですよね。

香りとか出てこないし。

えぐみになったり、窒素が

肥料の種類にもよるんだけどね。

 

次の話

窒素肥料(化成肥料)の環境問題とお茶の関係の話。

 

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