静岡の丸高農園さんで香寿と釜炒り茶の話を聞いてきました。

静岡の本山にある丸高農園さんにお邪魔した際の話。

茶畑めぐりに行った際に色々と教えていただきました内容をまとめました。

風土が適温だって言いますけど 鹿児島行けば相当暖かいでしょうし まあこの辺も温暖化で16度くらいになっから 15度っていうとね。まだ狭山 埼玉県のが、静岡よりちょっと低いところです。

茶の栽培的には花が咲くことはよくないらしい

理由は不明なので、確かめておきます。

富士市のお茶についても

富士も結構たくさんお茶を作られているのですよね。

富士はね本山よりは遅いですけど 火山灰の土が深いので数量が採れるんですよ。

味はちょっと薄いんですけどね。

お茶のもんだ時の製造したときのお茶の色はすごく良いですよね。

みどりのきれいな濃い色でね。ということで富士市のお茶を褒めていただきました。

高橋さんの茶園ではどのくらいの品種のお茶を作られているんですか?

煎茶ではね蒼風(そうふう)、やぶきた、 おくみどり、 ふうしゅんで そうですね 煎茶が4種類くらいになります。

ウーロン茶にするのが 蒼風はウーロン茶にしますね。

それから 香寿(こうじゅ)で 静イン雑の実生 で2種類くらい作りまして、香駿(こうしゅん)も作りますし べにふうきでも作りますし 6種類くらい。

あるいは 外来性で 台湾系の品種が2種類あって それも作ります。

ウーロン茶はね 結構8種類くらい作りますね いずみもそうですね。

向こうの台湾とかでも 日本みたいに品種登録とかあるですよね きっと?

ありますよね でもね 台湾はね 代表的な品種は 清心烏龍っていう品種があるんですけど。

それが日本のやぶきたみたく一番普及してるんです。

僕は清心烏龍ないですけど 国立の 牧之原台地の 元国立茶業試験場ってあったんですけど そこに行くと 台湾系の品種もたくさんあるんです。

台湾の釜炒り機を購入して研究したが日本の煎茶では不可

最初は台湾から釜炒り機を買ってとにかく香りのウーロン茶を作ってみたいって思いがあったもんですから 仲間と一緒に 釜を導入したんですよ。

日本の品種ではやっぱり台湾の品種みたいに香りが出てこない。

日本の煎茶は旨味を追求したお茶だもんですから香りが出にくいんですよね。

一生懸命 香りのいいお茶がないか探しました。

随分探し回って在来種って言ってね 昔からある一株一株違うんですよ。

そういうのを全部調べなおしてですね。

国立茶業試験場から台湾系の品種をいただいて香寿が見つかった

国立の 今言った 茶業試験場へ行って 台湾系の品種を いただいてきて。たまたま香寿が見つかって。香寿が独特のイン雑系の香りがあったので。

お茶屋さんに 最初とにかく 見つけた時に 一本挿し木して 苗を作って増やしてね 釜でもんでみてね お茶屋さんにみてもらって 「これは面白い。いい香りがする」って いろんな人に嗅いでもらったらね 「これは面白いよ」って話だったもんで 香寿を増やしました。

香寿は台湾の先生にも評価を受ける。

香寿20アールくらいなんですよ。(つまり稀少性が高い)

台湾の先生にも見てもらったり。

しましたからね 「これは台湾の品種の中にもない香りだ」って

だから今こうやって評価してもらえる。

香りが比較的強いですから。

香寿を見つけたのは何年前くらいですか?

釜を導入したのが平成13年のこと。

探し回って 香寿は次の年には見付けているんですね。

見つけて次の年にすぐ挿し木して。 

1年生のこんぐらい小さな苗もどんどん植えたったんですよ。

だから1年生の苗を植えて次の年の次の年くらいから生葉を少量だけ採れたもんですからね。

すごい早いですね平成16年に植えて 17年くらいから少しずつ収穫ができたものですからね。

見付けてから早いですね。

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