要旨
複数の植物成分を同時に特性評価するための分析方法の開発は、
ハーブ製品の品質管理のために不可欠である。
化学的標準化は一般にガスまたは液体クロマトグラフィーに
基づく方法を用いる標的分析によって行われるが、
定量的1H NMR(qHNMR)測定に基づく
より普遍的なアプローチがこれらの複雑な混合物の
多標的評価においてますます使用されている。
本研究は緑茶成分の同時同定と定量のための
1D qHNMRに基づく方法の開発について述べる。
このアプローチは、
コンピュータを利用した1H 反復フルスピン解析(HiFSA)によって
市販の緑茶抽出物中の7種類のカテキンの
迅速なプロファイリングを可能にする。
qHNMRの結果は、
直交LC-MS / MS法で得られた定量的プロファイルに対して交差検定した。
両方のアプローチの相対的な長所と短所を、
定性的および定量的分析における同一の参照標準の役割に
特に重点を置いて説明する。
https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S0731708513002677