高圧貧溶媒共沈法による緑茶カプセル化

要旨
緑茶ポリフェノールを
半連続超臨界アンチソルベント法(SAS)により
生分解性ポリマー(ポリ−α−カプロラクトン、MW:25,000)と共沈させた。
二酸化炭素を分散剤だけでなく貧溶媒として使用した。
緑茶抽出物は、アセトンを用いたマイクロ波アシスト抽出(MAE)法によって得た。
操作圧力(8〜12 MPa)と温度(283〜307 K)、
ポリマーと溶質の濃度(w/w)比(4〜58)、
CO2と溶液の質量流量比(4〜10)など、
さまざまなプロセスパラメータの影響は研究されている。
Folin-Cicalteu法に従って定量したポリフェノールの総含有量は、
最大理論組成の60〜100%の濃度を示した。
いくつかの主要な茶カテキンの存在を確認するために
HPLC分析も行った。
SEM画像で確認すると、
高度の凝集を伴う狭い粒径分布を有する小さい粒子
(3〜5μm)が生成した。
リン酸緩衝液(pH=6.8)中での薬物放出プロファイルは、
大部分のカテキンがポリマーの結晶ドメイン内に
封入されていることを明らかにしている。

図の要旨
超臨界アンチソルベント法により
PCL(MW:25,000)と共沈した緑茶抽出物のSEM顕微鏡写真。
操作条件:P:9 MPa、T=284 K; FCO2/Fsol: 9.4、
CPCL/CTEA: 25、カプセル化効率:82%
(2000×倍率;スケールバー: 10 μm)。
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0896844610004018