日本茶アドバイザー講義で

日本茶と日光についての影響とお茶の拝見場、茶市場の現場についての話をまとめました。

日本茶と日光の影響

日本茶の緑っていうのは一番傷みやすい色なんですね。緑っていうのはね、光合成ができる。

光が当たって生きてる時にそれをエネルギーに変えて、それを消化できる。

ところが、乾燥物にした場合の緑っていうのは、光を一番受ける。

紫外線から赤外線の真ん中ですよね。

 

光を一番受けるところ。

それが、使いようがない。

もう乾燥物だから。

使いようがないとダメージになる。

 

だから、例えば深蒸しのお茶で、緑色にした液体のお茶の色は、あれって、すぐ飲まなくちゃいけないよね。

よくイベントなんかでお茶がこうくる。

 

ここと電気がついているとことで、こうお茶、試飲させてくれるとこあるじゃないですか。

あれって30分から1時間で、もう日向くさいと業界用語で使うのですが傷んできます。

 

緑色ってなかなか難しいんですね。

よくウーロン茶なんかは、葉っぱが、生葉をこうちょっとしおらせるんだけども。

 

実際にお茶を高温の窯に入れる時には、ちょっと茶色くなってるんです。

特にこう、葉片っていうんですか、周囲が。

 

なんであれが茶色くなっているかっていうと、もう葉っぱを切られてしまって使いようがない。

エネルギーをね。

 

光を、緑でいると危ないよっていう話で。

自らを褐変するのね。

茶色くすることによって、生きながらえようとしてるの。

 

ペットボトルのお茶はなぜ茶色いのか?

だから、ペットボトルって、みんな茶色いじゃないですか。

あれは、痛みにくいっていうのが。

 

あれは番茶使ってるから、あるいはほうじ茶にしているから、とかではなくて、そういう理由なんですね。

で、一番いいのは透明感。

だから透明感のある。

スープだから。

当然、光を通過するかのような色がいいという。

ちょっと脱線してますね、これもね。(笑) 光からそっちいっちゃった。

直射日光が当たらない北側。

やっぱりお茶を見る時に、例えば光の影響っていうのが、ある程度は、一定であるのはいいんだけれども強すぎたり、変化したり、雲が突如かかります。

 

お茶の拝見場

光ったり暗くなったりっていうのじゃ仕様がなくて、北側に。

業界用語で拝見場って言います。

拝見。お茶を拝見する。

拝み見る、っていう、そんなに偉いもんかって思うんだけど、お茶を拝見するんですね。

そのときは、必ず北側の窓のところで拝見する。

あるいは、最近はもう光がないところで、照明だけで。

そのほうが一定ですよね。

それでやってるところもあります。

拝見場っていうところ。さっきね、工場の人が匂いを嗅ぎに来るって、必ずそういう場所で必ずやります。

 

一定のところで。匂いもフラットで、工場の中でフラットな所っていうと事務所くらいしかなくて。

我々もわかんなくているんだけど、お客様がくると「ほうじ茶のいい匂いがしますねー」って事務所入ってくる。我々わかんないもんね、普段そんな空気の中にいるから。

 

これもダメな話だけど。我々がわかるのはね、なんか失敗したとき、工場の奥のほうで。

ちょっと焦げたり、そうするとわかる。

そういうもんなんですね。そういう場所にいます。

 

空調設備が整っている、っていうことで。湿気があったりね、湿度がどんどん変わっていったりすると匂いも変わってくるんですね。

お茶そのものが傷んできたり。

 

エアコンとはいわないんだけれど、できるだけ安定したところがいいですね。

風があったりするとですね、飛んじゃうから。特定の匂いがしない。

 

 

茶市場の取引現場についての話

静岡茶市場で品評会のお茶を比べます。

さっきの二点比較とか三点比較とかなんてものじゃなくて、三百点くらいあります。

それをこうやって、抽出液並べたり、お茶の、並べたりして、外観審査とか、内質審査。

茶液の色の審査

これは、何かっていうと今、茶液の色を見てるんだね。

この色が、悪い色か。

濁ってるとだめなんだよね。

濁ってるのはだめ。

青くてもいいんですけど。青でも緑でもいいんだけども、澄んでる。

よく、力があるとかね。だから、金色透明、輝いているような色がいいんですね。

紅茶でもなんでもそうです。輝いてる色。

私が台湾で紅茶を見たときに、すごく良かった紅茶があったんですね。

これはすんげーいいなあって。

お茶の3B スリービーとは

そういうお茶を『スリービー(3B)』、Bで褒めるんですね。

ひとつめのBはブライト。

ブライトっていうのは明るいっていう意味。

水色。次が、ブリリアント。

輝く。それから最後が、ビューティフル。

非常に褒め言葉。

外国いったら、共通。

紅茶でもウーロン茶でもなんでも。

水色に力があるっていうのは、そういうところに共通してるんです。

深蒸しでももちろん、水色が青いっていうのは、澄んだ青さっていうんですかね。

 

濁ったっていうのはだめだよね。

濁りっていうのはどっかに欠点がある。

審査用語に審査盆ていうのがあって。

審査盆、角盆の他に丸盆ってのあるんですよね。

 

これくらいの丸いお盆がね、あとで出てくると思うんですけども。

これこれ、これ丸い盆。同じ、これくらいの大きさなんですけどね。

今、先に見たのが四角の角盆っていう。

 

補足:丸盆と角盆の違いは下記の動画がわかりやすいです。