ハイライト
•キトサンナノ粒子と茶カテキンの結合について研究した。
•カテキン – キトサン相互作用は、
疎水性の水素結合およびファンデルワールス結合を介する。
•キトサンのサイズが増大するにつれて、
カテキンの安定性および負荷効率が増大した。
•より大きいカテキンはより安定なキトサン結合体を形成する。
•キトサンナノ粒子は茶カテキンをin vitroで送達することができる。
要旨
茶カテキン(+) – カテキン(C)、( – ) – エピカテキンガレート(ECG)
および( – ) – エピガロカテキンガレート(EGCG)と
キトサン-15およびキトサン-100 kDa ナノ粒子との結合を
多重分光法、熱力学的解析およびドッキングを用いて
水溶液中で調べた。
熱力学的パラメータによると、
茶カテキンは親水性、疎水性および水素結合を介してナノ粒子と結合し、
EGCG> EGC> Cの順でポリフェノールが大きいほどより安定な複合体を形成した。
キトサンサイズが増加するにつれて、
ポリフェノール – ポリマー付加物の結合効率および安定性は増加した。
キトサンナノ粒子は、in vitroで茶カテキンを送達することができる。
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0268005X18302650