お茶の中級品と、各都道府県ごとの消費量推移について!

日本茶アドバイザーの茶業のあらましの講義。

茶の金額の話と各都道府県ごとの茶の消費量についての話をまとめました。

煎茶の中級品というのは不明確な定義

煎茶の中級品、上級品というのをどこにおくかという話。

実は全くこれが不明確な定義ということです。

現在の統計問題でいろいろありましたよね。

これも統計なんですけど、中級がどこにあるかって中級っていうお茶がありますが、
それぞれの地域によってだんだん違うという問題があります。

先生からもよく理解できないとのことを言われました。

 

で現在、(日本茶アドバイザーのテキストの)統計表でいくと507円、500円くらいが中級品の全国の平均価格でした。

それに対して東京とか横浜のような首都圏については100円くらい高い。

名古屋はその中間くらいで550円くらいというようなことになってます。

 

これは、あくまでも統計の数字なのでどこまで信じていいやらわからない。

ということになります。

 

先生がそういうことを言ってはいけないとのことでした 笑

実は中級品の定義って言うのがお茶の業界の場合難しいんですよ。

だから、あくまでも参考として覚えておいていただければとのことです。

 

お茶どころのお茶は安いのか?

 

静岡県とかはお茶どころなので安いとかっていうことはありません。

逆に都会人の方がいいお茶をたしなまれるケースが多いので後でまた出てきますけれども、消費金額はあがってます。

 

各都道府県ごとの茶の消費状況

お茶の消費状況ということで、それぞれの、これはあれですかね、政令都市ですね。

県庁所在地ってことではなくですね、政令都市のですね、調査で、お茶の数量と、支出金額と、購入数量が書いてあります。

テキスト(日本茶アドバイザーの)見ていただくと、静岡市というのは量も多いし金額も多いと。

この金額を量で割れば当然単価が出てくると思うんですけども、静岡の場合はだんとつで高い。

これはやはり、静岡のお茶って言うものを自分のとこで消費するというのもそうなんですけども、やはり親戚とかでですね、全国各地にですね、贈答で送ったりする。

それでこういった数字になっているんじゃないか、そういう風にみます。

 

ただ同じ茶産地でも、津市なんかではですね、消費量は多いんですけども、購入量は多いんですけども、金額が低かったりします。

これはどういうことなのかということで、三重県などでもお話聞かしてほしい?(3:42)あんまり言いたくないかもしれない、すみません。

あと名古屋市も真ん中くらいですね。

岐阜市は下の方。

 

あくまでもお茶に関してはそこまで馴染みのない県でこういう数字がでていることではあります。

 

都道府県ごとの茶の購入数量と支出金額

続きまして17ページ(アドバイザ−テキスト)に購入数量と支出金額の、これは地区別のデータになります。

やはりこれを見ると、やはり関東・首都圏というのがお茶の購入量としては多いよと。

それから九州もですね。

非常に茶産地としてはどこの県でもお茶を作っているところなので、たくさんお茶を買っているというようなことも。

この表でいうと東海地区なんかも善戦してるなということが言えます。

 

中国・四国が苦戦している事がわかります。

これは中国・四国というと大きな茶産地がないんですね。(茶の栽培はしている)

※鳥取大仙に行かれた方の話によると、お茶屋さんがやる気がなかった事例があったとのこと。

 

現在でも番茶の残っている数少ないエリアって言う、そういったことがあるのかもしれない。

実際、お茶の消費としては少ない、ということがわかります。

 

茶の月別消費

月別の消費で言いますと、5月とですね12月が圧倒的に多いです。

これは、気がつかれると思うんですけども5月は新茶がある、12月はお歳暮とかあるいはお正月に向けての購入があるというようなことで、こういった傾向になってます。

 

世帯主の年齢階層別消費状況って言うのがあります。

これは茶業者にとってはすごく頭の痛い話なんですけども、現在お茶の支出っていうのは、消費っていうのは、高齢者に支えられているというようなことになります。

 

平均で見ると、ちょうど50代~60代くらいが平均でして、一番、どちらかというとヘビーユーザーはやっぱり70歳代以上というようなことになります。

先生もお茶の販売をしていて日々痛感しているとおっしゃっておりました。

若年者のお茶の消費を増やしていくというのは業界として急務であるということがいえると感じた講義でした。

 

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