前回に引き続き、日本茶で話題になっている品種についてもう4種類紹介していきます。
静7131系統 まちこ桜葉の香りのするお茶
雨の静7132
赤い芽が目立ちます。
二番茶近し^_^ pic.twitter.com/MtzLUDf1Sy— みっちゃん/清水の茶農家 (@Mitsuhironouen) June 15, 2019
静7131系統。
品種になれなかった系統になります。
「まちこ」は品種の名前じゃありませんので間違えないように。
農家の方々が品種になれないけども、これは使えるぞということでピックアップしながら、商品名を「まちこ」って清水の人たちがみんなで、みんなでお茶を作る会というのを作って。
おばちゃんの名前をもじって「まちこ」ということでですね。作ったものです。
特徴は桜餅の香りが春らしくてよい。
ですから、今の季節はですね。非常にこれは受ける。桜が咲き始めるでしょう。
春の茶会を行う。この花の香りをですね、お茶だけで作れる。
フレーバーティーではないんですけども、その香りを楽しむ。桜の香りを楽しむということで使われる。
この香りをもとですね、クマリンという成分がある。
非常にたくさんの系統を上手に使っている。そんなことで、まちこによるブランド化も行っている。
藤枝かおり(藤かおり)ジャスミンの香り
藤枝かおりふじかおりという品種があります。
https://twitter.com/8ya_teastand/status/1146639479144271872
これは藤枝の農家さん二人が育成した品種です。
その品種を藤枝はせっかくだから、よそには絶対ない訳ですからね。
町としても、振興したいということでふじえだかおりという商品名を作って販売している。
これ、ジャスミン系の香りです。ジャスミンのような感じの香りがする。
親がですね、静131インド系の親にしまして、そのことによって、ジャスミンの香りがする。
その香りをさらに強化するためにですね、やはり萎凋によって香りを強化している。
ですので、萎凋というのは香りを高めるには非常に重要なんです。
なくても香りするんですよ。でも、高めたいので使う。
そして、ペットボトルの口に詰めて、その中でその香りがするとじ込めることができるというふうなことができる。
https://twitter.com/innercity_v/status/1137932372152729603
ですので、若い女性を中心としながら、このふじえだかおりのような根強い商品にできる。
そして、藤枝の街にサッカーだけじゃなくて、そんなお茶があるということでPRをすることになりました。
きらり31 耐寒性よく玉露系
「きらり31」三重県のほうですね推薦が勧められている品種。
丁度これがいいということで、これからどんどん推奨していこうというふうな新品種。
頂き物の宮崎 きらり31。ほのかな青さと旨味のありそうな香りがします。湯温高めで淹れると香ばしさが前面に出てやや重ためな青い香りに感じられます。全体としてさっぱりとしたバランスの良い味わいで、ミルキーな甘味があります。水色は写真より緑がかった色で煎を重ねるとわずかに濁りが出ました。 pic.twitter.com/0jZSCb7171
— シャルル (@rsfsr030) June 8, 2019
何が特徴かというと、三重県自身も耐寒性が強くて、被せて、玉露という品種。
さらには、これが碾茶として非常に増え始めている。
冬初め用。これ、夏からいまの中国品種です。
まだほとんど栽培されていない。
だけど、三重県ではこれをこれから普及していくぞ、と言っています。
これを使ったブランドも出てくるかもしれません。
せいめい 収量性高く被覆特性に優れる
「せいめい」は農水省が作った品種で全国的に注目されています。
https://twitter.com/shinryokuen/status/1104380396299476993
なぜならば、さえみどりとかやぶきたと同じく収量性が高い。
さらに被覆特性に優れている。
ということはあまり揉まなくても甜茶とか抹茶にできるんじゃないかというところに可能性を秘めています。
ですので、甜茶とか抹茶、玉露を作るときに非常に重要になってくる。
少しくらい間違えてもあの緑の鮮やかな色を出すことができるということで、「せいめい」が注目されている。
お茶の方が東海地方にも少し入り始めている、でもまだ1ヘクタールになってないんじゃないかなと思います。
九州からどんどんですね。東上っていう東に遡っているのかなと。
静岡県内では、まだ2ヘクタールくらいしかない思いますけども、これから普及してくる品種です。
コメントを残す